避難所に持って行きたい犬の防災グッズや災害対策12のポイント
当記事は、犬の防災グッズや災害対策についての記事です。
災害は、いつ起きるか分かりません。いざ災害が起きた時に、愛犬を守れるのは飼い主さんだけです。ですので、日頃から災害時に備えて防災グッズを準備し、避難ルートを調べておきましょう。
では、当記事の内容はこちらです。
まずは、避難所に持って行きたい愛犬グッズについてです。
避難所に持って行きたい愛犬グッズ
災害時に備えて、愛犬用の防災グッズを揃えることが重要です。避難所では、愛犬の食事や水、トイレ用品までは、なかなか用意されていません。愛犬のための食材やグッズ類を最低5〜7日分は用意しておきましょう。
食事やトイレ用品以外にも、避難所に持って行きたいグッズは、たくさんあります。そちらを簡単にまとめてみました。
食事やおやつ類
水
フードボウル、水飲み器
毛布
クレート
首輪、リード
トイレシート
エチケット袋
ウェットティッシュ
ゴミ袋
鑑札、迷子札
薬(持病がある場合)
健康記録ノート
お気に入りのおもちゃ
愛犬の写真
非常食としてこのようなものもありますので、良かったら検討してみてください。
【商品名】犬用保存食『わんパン』ゴールド
【内容量】 85g
【保存期間】5年
防災グッズの中で、すぐに必要な物は持ち出しやすいところに置いておき、それ以外は、ひとまとめにして分かりやすい場所にしまっておきましょう。
さて、災害時に1番問題となっていることがありますがご存知ですか?それは、迷い犬の多さです。避難所には、多くの犬がいます。迷い犬を極力減らすためには、どのようにすれば良いか?それは、マイクロチップの装着です。
マイクロチップについて
迷子に備えて個体鑑別が出来るようにしておくことが大事です。個体鑑別の方法には、首輪や鑑別、迷子札のようなものが昔からありますが、現在では、埋め込み式のマイクロチップなどもあります。マイクロチップは、一度装着すれば外れることはなく、ほぼ生涯にわたって使うことができます。
マイクロチップについては、こちらの記事で詳しく紹介していますので、良かったら参考にしてください。
では、ここからは、実際の災害時に備えたいシミュレーションについて紹介していきます。
災害時に備えたいシミュレーション
大地震や台風などの災害時に避難の必要が出た場合、愛犬と離れ離れにならないか不安になりますよね?現在、愛犬を連れて一緒に避難する「同行避難」が原則になっています。しかし、避難所によっては、同行避難が出来ない避難所やペットを別の場所に置かなければならない避難所もあります。
そのために、自治体の避難所を調べたり、地域の「ペットに関する防災計画」を確認したりしておきましょう。
また、環境省が「災害時におけるペットの救護対策ガイドライン」をまとめています。こちらも良かったら参考にしてみてください。
災害時のシミュレーションで欠かせないことがあります。それは、クレートに入る「ハウス」のしつけです。
避難所では、通常、他のペットと同じスペースで、ゲージやクレート内で生活することになります。いざというときに困らないように日頃からクレートに入る「ハウス」のしつけをしておきましょう。
「ハウス」のしつけについても別記事で詳しく紹介していますので、そちらを参考にしてください。
また、他の避難者やペットと暮らす時のマナーとして、トイレのしつけなど基本的なしつけは、きちんとしておく必要があるということを覚えておいてください。
では最後に、災害時のポイントについて紹介します。お家の耐震の問題や、愛犬の健康管理など今からでもできることはたくさんあります。後悔しないためにも以下のチェック項目を参考にして、災害時に備えておきましょう。
災害時12のポイント
災害の被害を最小限にするために、心の準備と防災グッズの準備をしておきましょう。
1. 人の防災を考える
人の安全を確保するために工夫をします。お住まいの耐震強度を確認し、家具を固定しましょう。災害に見舞われても飼い主さんと愛犬が自由に動ける空間を確保しましょう。
2. 我が家の問題を考える
例えば、介護が必要な家族がいる、小さな子どもがいる、愛犬だけでの留守番時間があるなど、災害時に問題になりうる要素をリストアップしましょう。
3.問題点の対策を考える
災害時にどう行動するべきか、問題点への対策を考えましょう。家族の集合場所、連絡方法、備蓄するものや量、近所との連携などを家族で話し合いましょう。
4. 備蓄品を用意する
災害時に持って行くものを選びましょう。薬や特別療法食、食料など生存に関わるものから順に優先順位や保管場所を決めましょう。
5. 健康管理をする
災害時は不慣れな環境で、ストレスを受けたり、体調を崩しやすいです。普段から健康管理を怠らずに、予防接種や寄生虫症の予防を行いましょう。
6. 居場所の点検をする
愛犬の居場所が安全かどうかを点検しましょう。倒れて困るガラスや重い家具がないか等を調べて、ガラス飛散防止フィルムを貼ったり、家具を固定したりしましょう。
7. 普段からマナーを守る
オシッコやウンチ、抜け毛の始末を徹底しましょう。「マテ」、「ハウス」等のトレーニングをし、他の犬や見知らぬ人にも友好的に接するようしつけをしましょう。
8. 助け合える仲間をつくる
犬仲間とのネットワークをつくり、いざというときにお互いが協力できるようにしておきましょう。また、仲間と市区町村の災害時の防災計画を確認しましょう。
9. 避難訓練をする
実際に愛犬を連れてどうやって避難するのか、家族単位で避難訓練を行ったり、地元でペットの同行避難訓練がある場合は、積極的に参加したりしましょう。
10. 個体鑑別をしておく
迷子になったときに備えて、飼い主さんとコンタクトがとれるように、マイクロチップや迷子札などで愛犬の個体鑑別が出来るようにしておきましょう。
11. 災害が起こったら
災害が起こったら、まず飼い主さんの安全確保のために、脱出経路を確保し、机の下に身を隠したり、調理の火を止めたりしましょう。避難時は、ブレーカーを忘れずに落としましょう。
12. 避難所での注意点
避難所では、飼い主さん同士が協力し、周囲に配慮しながら動物を連れている人といない人とで住み分けエリアを作ったり、飼育スペースを確保したりしましょう。
本日の内容は以上です。災害は突然起きるもので事前に心の準備と対策グッズ、災害時の知識等が重要になります。その他にも愛犬のしつけも欠かせません。ぜひ、基本的なしつけはマスターしましょう。最後までご覧いただきありがとうございました。良かったらこちらの記事もご覧にください。