犬にまつわるネット・近所・家庭内でのトラブルについて【実録】
当記事は、犬にまつわるトラブルについての記事です。次のような方におススメです。
おススメ
最近、犬を飼ってトラブルに巻き込まれないために知識をつけたい
犬にまつわるトラブルを知っておきたい
トラブルが起きた後の対処法を知りたい など
では、本日の内容はこちらです。
犬のトラブルって?
愛犬との暮らしの中で、家族や他人、他の犬とちょっとしたトラブルが起きることがあります。環境省によると、実際に年間約4000件以上もの咬傷事故が起きていると報告されています。実際に、日本で起きたトラブルを本日は紹介しますので、事前に知識をつけていただき、不要なトラブルは回避できるようにしましょう。
まずは、ネット上のトラブルについて紹介します。
犬のネット上のトラブル
犬友達のブログ内で、自分と愛犬の悪口を書かれた
犬友達のブログを見たら、自分と愛犬に対する悪口を発見。普段は、普通に接しているのに悪口を書かれるケースがあるみたいです。犬友達を作る際は、どこまで深く付き合うか考えて、プライベート部分などもどこまでさらけ出すかしっかり考えましょう。
自分と愛犬の写真をLINEで共有後、勝手にSNSへアップされた
自分の顔が写っている場合など、個人情報が分かる状態ならプライバシーの侵害になるケースもあります。もし、勝手にアップされていた場合は、相手に掲載取り下げをお願いしてみましょう。
ネットを通じて犬を飼ったら、載っていた犬とは見た目も雰囲気も全く違う犬が来た
ネット上で、「このコ、可愛い!飼いたいなー」と思ってもネットの情報は、うのみにしないことです。ネット上の写真は、実物より良く見えることが少なくなく、掲載情報もその真偽が疑わしいことがあります。必要なら掲載元にしっかり確認をしましょう。
愛犬の写真をネットを介して売ったら、「著作権はこちらに譲渡されます」と告げられた
ネットの登録サイトで、犬の写真を投稿するなどした後、「ぜひ写真を売ってほしい」など業者から連絡が来ることもあります。愛犬の写真を販売し、その際「著作権が移る」と言われるケースもあります。たとえ自分が撮った写真でも、著作権が相手に移ると、その写真を自由に使う権利がなくなります。もし大事な写真なら、安易に売るのは避けた方がいいでしょう。
では、ネット上のトラブルを防ぐためにはどうすれば良いか。2点ポイントを紹介します。
ネット上のトラブルを防ぐためには
1.ネットに載せた愛犬の写真や情報は全世界に見られると思うこと
ネット上のトラブルは、相手が見えないことが多く、一度起きると解決まで時間がかかります。そのため、トラブルを起こさないように予防することが重要です。家の中や外観の写真でも所在地などの個人情報が分かることがありますので、ネットに載せる際は注意をしましょう。
2. ネット上で知り合った人はどこまで親しくなりたいかよく考えること
ネットを介して友達が簡単にできることも多いご時世ですが、どこまで親密になりたいかしっかりと考えましょう。もし関係を深めたいと思うなら、たとえばネット上で多少悪口を言われても聞き流すぐらいの余裕も必要かもしれません。
ネット上のトラブルを予防をしていても、巻き込まれる可能性があります。では、実際に巻き込まれたらどうすれば良いか紹介します。
ネット上のトラブルに巻き込まれたら
ネット上での批判や意見はなるべく避け、直接相手と交渉するか第3者に相談すること
ネットのトラブルは、ネット上で意見を述べたりするといわれる「炎上」のもとになります。よりトラブルが拡大するケースもありますので、なるべく意見することは避けましょう。相手の連絡先を知っているのなら、直接話し合うあうことがベストです。もし分からない場合や、トラブルが複雑な場合は、第3者に相談しましょう。
相談するなら
ネット紛争やペット問題に実績のある弁護士
法務局、地方法務局、支局の相談窓口 など
ネット上のトラブルについては以上です。次に、ご近所トラブルについて紹介します。
犬のご近所トラブル
散歩中、前からきた犬に愛犬が鼻を噛まれた
愛犬が初対面の犬とあいさつしたいあまりに、先走って相手に向かい鼻先などを噛まれるケースがあります。もし、他の犬とあいさつをさせるのなら、まず相手の飼い主さんにあいさつをし、犬同士で触れ合わせていいかの確認をしましょう。咬傷事故や転倒事故の際は、その場で被害状況を確認しましょう。
散歩中に小さな子供に愛犬が飛びつき転ばせてしまった
愛犬が子供に気付き飛びついてしまい、転んでケガをさせてしまった場合は、飼い主さんは治療費を賠償する責任があります(民法718条)。顔などに傷を負わせたり、将来に影響する傷を負わせたら賠償額が高額になります。
ドッグランで突然見知らぬ犬に腕を噛まれた
ドッグランでは、ノーリードという特殊な環境です。トラブルは自己責任と判断されがちになります。トラブルが起きたら必ずランの管理者に報告をしましょう。第2の犠牲者が出ることも防ぎやすくなります。過去に大型犬にぶつかられてケガをし、大型犬の飼い主さんを訴えたものの敗訴になったケースがあります。ランは特殊な環境と認識しましょう。
自宅の玄関先にウンチを放置される
犯罪の防止効果のあるグッズや方法で対策をしましょう。相手を直接注意すると別のトラブルに発展することがあります。そのため、役場や町内会、保健所に相談することも検討しましょう。また、防止策として玄関先に防犯カメラなどをつけるのも一つの手です。
同じマンションに住む犬に愛犬が噛まれ負傷した
噛んだ犬の飼い主さんは、相手方に賠償する義務があります。他のトラブルを防ぐ意味でも、マンションの管理人に報告をしましょう。
愛犬の吠え声に対して、マンションの隣室からクレームを受けた
吠え癖は、しつけで直していくのと同時に吠えさせない環境づくりも大切です。
ポイント
留守番前にしっかりと散歩に行って体力を発散させること。
では、ご近所のトラブルを防ぐためにはどうすれば良いか。2点ポイントを紹介します。
ご近所のトラブルを防ぐためには
1. 愛犬の性格をよく把握して、第3者が近づいてきた時は、必要な声掛けをすること
例えば愛犬が臆病だったり、噛み癖、飛びつき癖などがあるのなら、近づいてきた相手に一言その旨を伝えて、接触時のトラブルを防ぎましょう。
2.うっかりリードを離すことがないよう万全の対策をして外出すること
ついリードを離してしまうことで起きるトラブルは少なくなく、咬傷事故や追突事故も起こしやすいです。リードは確実に持ち、場合によっては、ダブルリードで対策をしましょう。
では、実際にトラブルに巻き込まれたらどうすれば良いか紹介します。
もしもご近所トラブルに巻き込まれたら
原則、その場で被害状況を確認すること
トラブルが起きたら、お互いの立ち会いのもと被害状況を確認しましょう。咬傷事故であれば地域の保健所に連絡しましょう。さらに警察に連絡することもおススメです。対人賠償保険に加入しているなら、保険会社に連絡しましょう。
ご近所トラブルについては以上です。最後に、家庭内トラブルについて紹介します。
犬の家庭内トラブル
愛犬を褒めてしつけたい派と叱ったりしてしつけたい派が対立した
まず、相手に理論的に説明することが大事です。相手に「ダメ!」「叱らないで!」など否定的、感情的に提言すると反発されがちになります。なぜ褒めることがいいのか、根拠やメリットを落ち着いて説明すれば納得しやすいです。
家族が犬に与えてはいけない"人のおかず"を与えて喧嘩をした
愛犬が可愛いからと、人のおかずを勝手に与えて、健康を害すると注意して喧嘩になるケースが多いみたいです。人の食事中は、愛犬をハウスの中に入れるなど工夫をしてみましょう。
犬に与えると危険な食材についてはこちらを参考にしてください。
真夏の日中に愛犬を外へ連れ出し激しい口論になった
犬は暑さに弱いからなど一般論で説明してもピンとこない人がいます。「愛犬は足が短いから、他の犬より地面の熱を受けやすくて危険」など、具体的かつ論理的に説明しましょう。
熱中症対策については、こちらの記事を参考にしてください。
では、家庭内のトラブルを防ぐためにはどうすれば良いか。2点ポイントを紹介します。
家庭内のトラブルを防ぐためには
1.愛犬をどう育てたいか家庭内でよく話し合いルール化すること
まずは、しっかりと家族内で話し合うことが大事です。そしてルール化することで、ルールから外れたら声をかければいいだけで、感情的になりにくく、もめることも減ります。
2. 自分が提案しているお世話やしつけの方法を見直しすること
例えば、自分が「ほめるしつけで教えよう」と家族に提案したのならば、ときどき提案が間違っていないか、正しく実践されているのかを見直ししましょう。
では、もしも家庭内トラブルが起きたらどうすれば良いか紹介します。
もしも家庭内トラブルが起きたら
お世話の仕方の相違でもめているのなら、こちらの考え方を理論的に説明し和解を求めること
相手と意見が食い違うのなら、こちらの考えを説明し理解してもらいましょう。この時、感情的、もしくは否定的に説明すると相手は反発するので注意が必要です。
本日の内容は以上です。最後までご覧いただきありがとうございました。犬を飼うと楽しいことばかりではなく、トラブルに巻き込まれるリスクもあると覚えておいてください。またこちらの記事もおススメです。