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犬の鼻が詰まる6つの原因と対処法、鼻が詰まりやすい犬種について

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愛犬の鼻が詰まっているような様子で苦しそうと困っているあなたへ。当記事は、犬の鼻が詰まっている時に考えられる原因、対処法、鼻詰まりになりやすい犬種について記載しています。

 

鼻が詰まっていたらスムーズに息が吸えなく息苦しいですよね?人間と同様に犬も鼻詰まりで苦しむことがあります。もし愛犬が息苦しそうでしたら当記事を参考に原因を考えて対処してあげてください。

 

では、本日の内容はこちらです。

 

 

犬の鼻詰まりの原因

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鼻づまりの原因は様々です。本日は6つの原因を紹介します。

 

  鼻汁

鼻が詰まる主な原因は鼻汁です。鼻汁の原因として最も多いのは、細菌やウイルス、真菌などによる上部気道の感染です。上部気道に感染が起こった場合、様々な症状が出ますが、くしゃみや色々なタイプの鼻汁、呼吸がしづらそう、いびきが出るなどの呼吸器症状が主に見られます。まれに、鼻血が出ることもあります。

 

  異物

鼻道(鼻の穴)の入り口や内部、喉に異物が存在することで、鼻が詰まったような仕草や異音、いびきなどが見られることがあります。比較的よく認められる異物として以下のようなものがあります。

 

よく認められる異物

  植物の種

  ドッグフード

  動物や魚の骨

  楊枝

  おもちゃ など

 

異物が原因の場合は、急性症状を示すことが多いです。

 

  アレルギー

アレルギーで鼻の中や喉が腫れていることが原因の場合もあります。特に、以下のような行動や刺激物に触れたあとに症状が出るとアレルギーの可能性が高くなります。

 

アレルギーと考えられる主な原因

  タバコ

  香水

  特定の季節に症状が出る

  散歩後や来客後

  人混みの多いところへ行った後

  初めて食べるおやつなどを食べた後    など

 

  腫瘍

鼻や喉の空気の通りを邪魔するような腫瘤(こぶのようなもの)や腫瘍といった異常構造物も鼻詰まりの原因になります。

 

稀に、歯周病から鼻詰まりやいびきの症状が出ることがあります。中齢以上で歯垢や歯石の付着が認められる犬は、注意が必要です。

 

  短頭種気道症候群

短頭種といわれる鼻が短い犬種は、もともと外鼻孔、喉、気管が先天的ひ弱く、症状を訴えることが多いです。短頭種と言われている犬種につきましては、当記事の最後にまとめていますので、そちらを参考にしてください。

 

 

鼻詰まりをした時の対処法

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まずは、全身状態から緊急性の有無を判断します。鼻腔から咽頭頭にかけての【上部気道疾患】は、急性、慢性様々な症状を示します。よって、それにより対処法も異なります。まずは、どのような呼吸をしているのか全身状態はどうなのかとしっかり観察することが大切です。

 

  鼻汁をガーゼなどで拭く

犬の場合、鼻をかませて鼻汁を排出させることはできませんし、構造上、鼻に詰まった鼻汁を押し出してあげることも困難です。鼻汁が出ている場合には、ガーゼなどで優しく拭き取っていただき、まずは鼻詰まりが改善するか見てあげてください。

もし、鼻血が出ている場合は、顔を少し上に向けた状態で鼻をしばらく圧迫し、鼻血が止まるか確認してみてください。

 

  異物があれば取り除く

特に、散歩や食事後に急に出た症状の場合には異物が疑われます。水を飲ませるなどして、しばらく様子を見ていても症状が続くようであれば、鼻や喉の奥を覗いてみてください。異物が確認できる時には、ピンセットや指で優しく取り除いてください。

ただし、無理に取り除こうとすると怪我をさせたり、嫌がり誤って飼い主さんを噛んでしまうことがあります。簡単に取り除けない場合は、病院を受診しましょう。

 

  アレルギーが疑われたらすぐ病院へ

原因の部分で記載したように、何か急に症状が出た場合は、アレルギーが疑われます。アレルギーの場合は、急速に症状が悪化する可能性がありますので、すぐ病院を受診した方が良いでしょう。

 

  腫瘍が疑われたらすぐ病院へ

鼻や喉にできた腫瘍は症状も分かりにくく、発見することも困難なため、診断が遅れがちです。鼻詰まりやいびきが出るようになった原因が特定できないときには、なるべく早めに一度病院を受診した方が良いでしょう。

 

ここで、注意点があります。

 

若い犬

咽頭ポリープや唾液腺嚢胞などの良性のデキモノができることが多いです。しかし、元々狭い鼻や喉にできてしまった場合、サイズや大きくなる速さによっては、呼吸が重度に阻害されてしまい、手術で取り除かなければいけないこともあります。

 

高齢の犬

鼻腔や喉にガンができてしまうこともあります。デキモノの刺激による二次感染で蓄膿を引き起こすこともありますので注意が必要です。

 

  歯が汚れている時は病院へ

歯が汚れていることが原因な場合は、多少、歯磨きをしたり、見えている歯垢や歯石を除去しても鼻詰まりは改善しません。よって必ず動物病院を受診する必要があります

口臭が少し気になる方は、こちらの記事で口臭対策について詳しく記載していますので、そちらも参考にしてください。

 

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  短頭種は必ず病院へ

短頭種に限っては症状の重度は異なります。そのため、今の状態を把握するためには、まずは動物病院を受診しましょう。

 

鼻詰まりをしやすい犬種

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ここからは、鼻詰まりをしやすい犬種いわゆる短頭種について紹介します。

 

短頭種とは、頭蓋骨の長さ(スカル)の幅に比べて鼻の長さ(マズル)が短い犬種のことを短頭種といいます。ここで一般的な短頭種といわれている犬種をまとめてみました。

 

短頭種の犬種

  フレンチ・ブルドッグ

  ボストン・テリア

  ボクサー

  パグ

  シーズー

  チベタン・スパニエル

  チャウチャウ

  狆(ちん)

  ブルドッグ

  ペキニーズ

  ブリュッセルグリフォン

  キング・チャールズ・スパニエル など

 

必ずしもではないですが、上記の犬種を飼われている飼い主さんは、愛犬が鼻詰まりをしやすいため注意が必要です。

 

本日の内容は以上です。最後までご覧いただきありがとうございました。こちらの記事も併せてご覧ください。

 

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