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犬にとっては病気のサインかも?人と犬の共通の生理現象24選

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愛犬家のあなたへ。

当記事は、人にも犬にもある共通の生理現象についての記事です。当記事で紹介する生理現象は、もしかしたら愛犬の病気のサインに繋がることもありますので、普段から愛犬の行動や仕草をしっかりと観察する必要があります。愛犬は喋ることができないために、飼い主さんの観察力が大事です。ぜひ参考にしてください。

 

では、共通の生理現象24選を紹介します。本日の内容はこちらです。

 

 

1. 睡眠不足になる

 

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犬も人も充分に睡眠をとれない時には、睡眠不足になります。犬は基本、寝たい時に寝るので、睡眠不足になることは少ないです。しかし、引越しなどの生活環境の変化によって、睡眠不足になることがあります。

 

注意  

睡眠不足は、体力や免疫力の低下に繋がり、万病のもとになりかねません。睡眠不足にならないように、静かな場所にハウスやクレートを置くなど、愛犬が落ち着いて睡眠できる環境を作ってあげましょう。

 

2. 夢を見る

 

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人はレム睡眠(浅い眠り)とノンレム睡眠(深い眠り)を繰り返しますが、犬の睡眠はほとんどがレム睡眠です。夢はレム睡眠の時に見るために、人よりも夢を見やすいかもしれません。

 

3. 動悸がする(ドキドキする)

 

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人と同じように、犬も興奮した時恐怖を感じた時に心臓がドキドキと音を立てます。これは、交感神経が働くことで血圧が上がり、心臓の動きが活発になるためです。

 

4. ため息をつく

 

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ため息は、体をリラックスされる効果があるといわれており、犬も人も緊張したときなどに出ることが多いです。犬は飼い主さんから構ってもらいたい動物です。ため息をついた時に、飼い主から構ってもらえた経験があると、緊張ではないけど構ってほしい時に、ため息をつくことがあります。

 

5. 寝言を言う

 

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愛犬が寝ている時に鳴いたり、吠えたりすることはありませんか?犬も人と同じように夢を見ている時に寝言を言うと考えられています。

 

6. 歯ぎしりをする

 

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歯ぎしりは、人だと睡眠時に見られることが多いといわれています。しかし、犬の場合は睡眠時以外で見られることが多いです口の中の不快感や、ストレスを感じた時などに起こります。

 

注意  

不安が強い時に出る生理現象ですので、飼い主さんは、ストレスの原因にしっかり気付き、対処してあげましょう。ストレスの原因が考えられない場合は、口の中の違和感が原因の場合が多いため、動物病院へ連れて行きましょう。

 

7. 鳥肌が立つ

 

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緊張や恐怖を感じた時や寒い時に、毛の根元の立毛筋が収縮する生理現象。犬も同じメカニズムといわれており、攻撃心が高まった時に見られることも多いです。

 

注意  

寒さが原因なら洋服を着させてあげたりハウスに毛布を用意しましょう

鳥肌が立つことが頻繁に起こったり、長時間起きた場合は、強いストレスが原因の可能性があります。

 

8. お腹が鳴る

 

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空腹の時や食べ物を食べた後になる「グー」という音の正体は、腸の蠕動運動によって小腸で食べ物や空気が移動する音です。犬も人と同じ仕組みで音が鳴ると考えられます。

 

注意  

胃腸の異常で蠕動運動が激しい場合は、「ギュルギュル」という音に。ずっとギュルギュル聴こえて、元気や食欲がない場合下痢や軟便が認められる場合は、病院へ連れて行きましょう。

 

9. 汗をかく

 

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犬は、汗をかかないと思われがちですが、肉球など一部だけに汗をかきます。人は全身から発汗することで体温調節しますが、犬は体温調節の機能がありません肉球の湿り具合が、緊張度の指標になることもあります。

 

10. いびきをかく

 

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いびきは、睡眠時のリラックスした状態により気道の一部が狭くなり、空気の抵抗が強まることが原因です。犬も人もほぼ同じ原理で起こります。特に、パクやフレンチブルドッグなどの短頭種の犬は、いびきをかきやすいといわれています。

 

注意  

軟口蓋過長症気管虚脱鼻腔狭窄などの病気の犬は、いびきをかきやすくなります。いびきが続くようなら上記のような病気の可能性もあります。

 

11. 涙が出る

 

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犬も人も目の中に異物を洗い流そうとして涙が出ます。犬の場合は、飼い主さんの言っていることに夢中になり、まばたきをすることを忘れてしまい、涙が出ることもあります。犬は、人のように感情から涙を流すことはないと考えられています

 

注意  

常に涙が出ていたり、涙の量が多くなった場合は以下の病気のおそれがあります。

  角膜炎

  結膜炎

  瞬膜

  眼瞼内反症

  鼻涙管閉塞 など

 

12. 鼻水が出る

 

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犬も人と同じように花粉やホコリなどのハウスダストなどの異物が鼻の中の粘膜にくっつくと、体が異物を出そうとして鼻水が出ます。しかし、犬は鼻水が出るとすぐに舐め取ってしまうために、鼻水が出ていても気付きにくいことが多いです

 

注意  

以下のような鼻水が見られた場合は、感染症の病気や鼻の中の病気の可能性があります。

  黄色の鼻水

  黄緑の鼻水

  血混じりの鼻水

 

13. おならが出る

 

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食事の際に飲み込んだ空気や、腸内で発生したガスが肛門から排出されるのがおならの正体です。犬は早食いをすることが多いために、人よりもおならが出やすいかもしれません

 

注意  

同じドッグフードやおやつしか食べていないのにおならの臭いが変わる、おならが頻繁に出るのは、お腹の不調のサインです。軟便下痢を伴うなら動物病院へ連れて行きましょう。

 

14. しゃっくりが出る

 

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しゃっくりは、横隔膜の痙攣によって息を吸い込んで起きる生理現象です。発生するきっかけは、胃や食道に何らかの刺激が加わることなど起きると考えられます。しかし、しばらく経つと治るので、それほど心配いりません

 

15. くしゃみをする

 

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くしゃみや、以下のような時に鼻の中にある神経が反応してくしゃみが出ると考えられます。

  鼻の中にゴミが入った時

  強い臭いを感じた時

  病気などによって鼻水がたまった時 など

 

注意  

アレルギー性鼻炎は、アレルゲンを体外に出そうとするためにくしゃみが出ます。また、鼻腔内腫瘍重度の歯周病の場合は、鼻の違和感からくしゃみが増えることが多いです。

 

16. ゲップが出る

 

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おならと一緒で飲み込んだ空気や消化の際に、体内で発生したガスが腸までいかずに口から出たものをゲップといいます。

 

注意  

ゲップを繰り返している場合は、以下のケースが考えられます。

  異物を誤飲している

  腸炎 など

 

17. 伸びをする

 

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人が伸びをする時は、基本的に朝起きた時や長時間同じ体勢でいた後に、固まった筋肉をほぐすために伸びをします。一方、犬はリラックスする以外にも、ストレスを感じた時などに自分の気持ちを落ち着かせるために、伸びをすることがあります。

 

18. あくびをする

 

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眠くなった時に、体に酸素を取り込みやすくして脳を覚醒されるためなどの理由であくびをすると考えられますが、理由ははっきりと分かっていません。犬の場合は特に、分の心を落ち着かせるための「カーミングシグナル」としてあくびをする場合もあります

 

注意  

あくびを連続でしたり長時間続く場合は、以下のケースが考えられます。

  不安を感じている時

  体に痛みを感じている時 など

 

19. 喉の渇き

 

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喉が乾くのは、体内の水分が減ったことにより、体内が「水分を欲している」サインです。犬は特に、運動した後など体温が上がった時に喉の渇きを感じやすくなります

 

注意  

急に水を大量に飲むようになった場合は、以下の病気の疑いがあります。

  腎臓病

  糖尿病

  クッシング症候群 など

 

20. 歯が抜け替わる

 

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犬も人と同じように乳歯から永久歯に抜け替わります。人だと6〜12歳、犬は5ヶ月齢前後〜1歳になる頃に終えることが多いです。

 

注意  

乳歯が生え変わらずに残ってしまい、歯並びが悪くなる乳歯遺残という病気や、歯周炎のリスクが高まります。成犬になっても抜け替わらない場合は、獣医師に相談しましょう。

 

21. 唾液が出る

 

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犬も人も、美味しそうな食べ物を見たり匂いを嗅いだりすると、いつでも食べれるよう、口の中を準備するために唾液が出ます。唾液は、食べ物を消化しやすくしたり、スムーズに胃腸を運ぶためといわれています。

 

注意  

歯周炎口腔内腫瘍などによって口の中に痛みがあると、唾液が出やすくなります。また、血が混じる悪臭がするなどの場合は口内の病気のサインのことも多いです。

 

22. 咳が出る

 

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鼻の奥の気管の違和感を解消するために、咳が出るのは犬も人も同じです。犬は早食いのため、食べ物が詰まったり、臭いを嗅ぐ習性から鼻から異物を吸ってしまうことで咳が出ることが多いです。

 

注意  

咳は、以下のような病気のサインになることが多いです。

  犬カゼなどのウイルス性の病気

  アレルギー

  心臓や肺の病気  など

 

23. 欲情

 

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人は性差や季節に関係なく欲情できるといわれていますが、犬の場合は、メスがヒート(出血)の後に欲情することがきっかけで、オスも欲情するという違いがあります。

 

注意  

犬は、去勢・避妊手術によって発情を抑えることが出来ます。また、手術をすることによって、以下の病気が予防できます。

 

オス

  精巣腫瘍

  前立腺肥大 など

 

メス

  卵巣腫瘍

  子宮蓄膿 など

 

24. 便意・尿意を感じる

 

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大腸にうんちがたまった時や、膀胱に一定量のおしっこがたまったときに排泄を促すために起こる生理現象です。犬は、留守番などで排泄を我慢する時間が長いと、尿意や便意が鈍くなることがあります

 

注意  

椎間板ヘルニアなどの神経疾患などによって、便意や尿意を感じにくくなることがあります。排泄の回数が極端に減ったら、動物病院へ連れて行きましょう。

 

人と犬の共通の生理現象の紹介は以上です。

参考になる部分が少しでもあれば幸いです。今まで見逃してた行動が、もしかしたら病気のサインかもしれません。異変を感じたらすぐに病院へ連れて行きましょう。

 

最後までご覧いただきありがとございました。良かったらこちらの記事もご覧ください。

 

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