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犬の認知症の症状とは?認知症が疑われる兆候や認知症ケア

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当記事は犬の認知症についての記事です。当記事を読むメリットは次の通りです。

メリット

  犬の認知症の症状が分かる

  犬の認知症の主な治療法が分かる

  犬の認知症ケアが分かる

 

では、本日の内容はこちらです。

 

 

犬の認知症

 

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犬を飼っていると不安に思うことが、愛犬の老化に伴う認知症ですよね。

認知症とは、脳の機能が退化していく病気で、悪化すると飼い主さんの負担も大きくなります。認知症はどの犬にも起こりうる病気です。

一般的に11歳ごろから発症し、13歳から急増するとの報告もあります。ですが、8歳以上の年齢頃から注意が必要です。年齢のせいだと見過ごさずしっかりとケアをしてあげましょう。

また、認知症の約8割が日本犬(日本犬雑種、日本犬、柴犬を含む)といわれています。日本犬を飼っている飼い主さんは、より注意が必要ですね。 

 

認知症といわれる主な症状

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認知症になるとよく見られる兆候として、「睡眠時間が長くなる」「飼い主さんの呼びかけに反応しない」などが挙げられます。睡眠時間が長くなると、昼夜逆転生活になるリスクもありますので、夜鳴きなどで飼い主さんのストレスも大きくなってしまいます。

 

一般的に認知機能がうまく働かないと、次の3つの症状があらわれます。

 

認知症の主な症状

①記憶障害

  飼い主さんの呼びかけに応じない

  トイレの場所を忘れて、粗相を繰り返す など

見当識障害

  昼夜逆転して夜中に起きる

  部屋の中を徘徊する など

③判断力の低下

  部屋の隅から出られない

  1つのところをウロウロする  など

 

また、引っ越しなどの環境の変化によって、認知機能が低下することがあります。そのため、愛犬が愛用しているおもちゃなどは、引っ越し先に持って行ってあげましょう。

 

では、ここから認知症のサインになりうる症状について紹介します。

 

認知症のサインかも?

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まずは、次の行動が愛犬にないかチェックしてみましょう。1つでも兆候が見られる場合には、日々の過ごし方を見直してみたり、獣医師に相談してみましょう。

 

認知症の可能性があるサイン

  飼い主さんの呼びかけに反応しなくなった

  ぼんやりすることが増えた

  短気でよく怒るようになった

  内向的で、多くのことに興味を示さなくなった

  外に出ることを嫌がるようになった

  以前より遊びたがらなくなった

  睡眠時間が長くなった

  昼夜逆転している

  トイレの場所を間違えて粗相を繰り返す

  ウロウロ徘徊する

  同じところを円を描くように歩く

  部屋の隅から出られない

 

この兆候あるなって思って動物病院へ行き、認知症と診断された場合は、どのような治療を行うのか。ここからは、認知症の治療について紹介します。

 

認知症の主な治療法

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認知症の主な治療法は、次の3つです。

 

主な治療法

  食事療法

  運動療法

  薬物療法

 

では、それぞれ詳しくみていきましょう。

 

食事療法

脳の神経細胞の保護や修復に役立つ栄養素を取り入れたドッグフードを食べさせます。

 

脳の神経細胞の保護や修復に役立つ栄養素は、次の通りです。

 

主な栄養素

  DHA(ドコサヘキサエン酸)

  EPA(エイコサペンタエン酸)

  中鎖脂肪酸

  ビタミンB  など

 

 

運動療法

食事療法と並行して、適度な運動をさせます。シニア犬になると散歩をしたがらない犬もいるかもしれません。しかし、散歩は脳によい刺激となり、症状の改善に役立ちます。短い時間でもいいので無理のない程度に散歩をさせましょう。

 

薬物療法

一般的な内服薬としては、「セレギリン」があります。こちらは主に不安が強い場合に用いられます。しかし、セレギリンはアメリカでの承認のため、日本国内では承認外の薬です。そのため、セレギリン以外に、精神安定剤眠剤を用いることがあります。

また、抑肝散という漢方薬を用いることケースがあります。抑肝散は、不安感が強い場合を使用目標としており、イライラやストレスで不眠になっている場合に使われます。

ちなみに、私たち人間にも、もちろん抑肝散は処方されます。遠足や修学旅行などのイベント前日ってワクワクして寝れなかった経験ありませんでした?そのような外部環境によって起こりうる不眠に抑肝散は効果的です。

 

少し話は脱線しましたが、犬の認知症の治療としては、【食事】【運動】【薬物】の3点ですので、まずはかかりつけの獣医師さんと相談しましょう。

 

愛犬が認知症にならないために、今から何かできないかな?って考えますよね。愛犬のためなら何でも出来るのが飼い主さんなのです。では、最後に愛犬の認知症ケアについて紹介します。

 

認知症ケア

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冒頭でも述べた通り認知症は、どの犬にも起こりうる病気です。ですので、完璧なケアというのはありません。しかし、普段から飼い主さんがしっかりとしたケアを行うことで、認知症になるリスクを軽減することができます。

 

主なケアは次の3つです。

 

認知症ケア

  適度な運動・散歩

  嗅覚を使った遊び

  毎日のスキンシップ

 

認知症で分かっていることは、日常的な刺激が少ない犬ほどなりやすい傾向があるということです。理由としては、寝ていることが多くて、じっとしている時間が長いと脳の老化につながるからです。そのため、1番のケアは、適度な運動・散歩です。

 

ポイント

  長い散歩1回よりも短い散歩を1日3〜4回行う方が刺激になります

 

また、嗅覚を使った遊びも頭を使う点では、認知症ケアになります。例えば、大好きなおやつを嗅ぎ当てる遊びです。いくつかコップを並べ、その中におやつを隠し、おやつが入ったコップを当てる遊びです。嗅覚と脳が刺激されるため効果的なケアとなります。

 

おススメ

  コップでなくても、飼い主さんの両手を使えば、おやつが入っている方の手を当てる遊びができます。

 

さらに、重要なことが、毎日のスキンシップです。普段からなるべく話しかけてあげたり、体を触ってあげるなどしましょう。認知症ケア以外にも、他の病気の早期発見にもつながる可能性があります。

 

ポイント

  体を軽くマッサージすると脳にも筋肉にもよい刺激となり、認知機能の低下を抑えることができます。

 

本日の内容は以上です。最後までご覧いただきありがとうございました。認知症はどの犬でもなり得る病気ですので、しっかりと愛犬のケアをしてあげましょう。こちらの記事もおススメです。

 

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