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気をつけるべき犬の感染症はこれだ!【かかりやすい感染症7選】

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当記事は、犬がかかりやすい主な7つの感染症についての記事です。感染症の原因、症状、治療法と予防法を記載しています。

愛犬が感染症にかからないためにも、飼い主さんの感染症に対する知識が必要になります。

それでは、本日の内容はこちらです。

 

 

犬の感染症

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犬も他の動物と同じで感染症にかかります。感染症とは、ウイルス、細菌、カビなどの病原体が生体に侵入して病気を起こしたりすることを意味します

細菌やカビなどに対しては、治療薬があるので万が一感染しても薬で治療することが可能です。

しかし、ウイルスに対しての犬の薬は、全くないために、まずは感染させないようにすることが1番大事です

 

本日は、人への感染があるかないかで分けて紹介します。まずは、人への感染がない感染症です。

 

犬伝染性肝炎

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原因

アデノウイルスによって感染します。

  ウイルスが含まれた糞や尿、唾液を舐める

  感染した犬の咳やくしゃみ、鼻水  など

 

症状

  高熱

  食欲不振

  食欲減退

  嘔吐

  下痢

  血便

  血尿  など

 

治療法

犬伝染性肝炎に、直接効果がある治療薬はありません。そのため、細菌などの二次感染を抑える抗生物質投与や点滴などの対症療法が中心に行われます。

 

予防法

  混合ワクチン5種

  混合ワクチン6種

  混合ワクチン7種

  混合ワクチン8種  のどれでも予防可能

 

犬伝染性気管支炎

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原因

先程の犬伝染性肝炎と同じ属に属するアデノウイルスによって起こる感染症です。そのため、犬伝染性肝炎と同様な原因で感染します。

  ウイルスが含まれた糞や尿、唾液を舐める

  感染した犬の咳やくしゃみ、鼻水  など

 

症状

  頑固な咳

  発熱

  鼻水

  白い泡を吐く  など

 

治療法

治療法も犬伝染性肝炎と同様で、細菌などの二次感染を抑える抗生物質投与や点滴などの対症療法が中心に行われます。

 

予防法

  混合ワクチン5種

  混合ワクチン6種

  混合ワクチン7種

  混合ワクチン8種  のどれでも予防可能

 

犬パルボウイルス感染症

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原因

この病気に感染した犬の唾液嘔吐物糞や尿に含まれるウイルスによって感染します。また、犬パルボウイルス感染症は、臨床上・病理学的に、心筋型腸炎の2つに大別されます。

心筋型は、最近報告が少なくなってきていますが、特徴として3〜12週齢の子犬に見られます。また、腸炎型は、最悪死に至ることもあります

 

症状

心筋型

  吐き気

  不整脈

  虚脱

  呼吸困難   など

 

腸炎

  発熱

  倦怠感

  食欲減退

  下痢

  嘔吐

  血便 

  脱水

  白血球の減少   など

 

治療法

このウイルスは強力なウイルスのため、60℃に熱しても1週間は死滅しないといわれています。そのため、ウイルスを殺す治療法はありません。よって、対症療法・補助療法が行われます。具体的な対症療法・補助療法は次のような治療法です。

輸液療法

嘔吐・下痢によって失われた水分や電解質を補給する

抗生物質療法

腸内細菌の異常繁殖を防止する

 

予防法

  混合ワクチン5種

  混合ワクチン6種

  混合ワクチン7種

  混合ワクチン8種  のどれでも予防可能

 

ケンネルコフ

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原因

ケンネルコフとは、伝染性の呼吸器疾患の総称です。ケンネルは「犬小屋」、コフは「咳」のことを意味します。基本的に飛沫感染で感染力が強いが、致死的な感染になることは少ないです。

主な原因は、ウイルス感染です。主な原因ウイルスは次の通りです。

ワクチン予防できるウイルス

  犬ジステンパーウイルス

  アデノウイルス1型

  アデノウイルス2型

  犬パラインフルエンザウイルス  など

 

ワクチン予防できないウイルス

  犬レオウイルス

  ヘルペスウイルス  など

 

症状

 

  発熱

  呼吸困難

  食欲不振

  倦怠感

  肺音の異常  など

 

治療法

ウイルスを殺す治療法がないため、対症療法・補助療法が行われます。具体的には、咳を止める薬や、抗生剤などです。

 

予防法

混合ワクチンの中に、直接ケンネルコフを予防するワクチンはありません。しかし、ケンネルコフの原因のウイルスに対応できるワクチンで予防可能です。

 

  混合ワクチン5種

  混合ワクチン6種

  混合ワクチン7種

  混合ワクチン8種  のどれでも予防可能

 

ジステンパー

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原因

感染した犬に接触したり、くしゃみやその他の分泌物が原因で感染します。

 

症状

ジステンパーには、若い動物を中心にみられる急性症と、一旦治ったようにみえた後にみられる亜急性症と、成犬になってからみられる慢性症があります。

 

急性症

急性症では、感染後約2週間で症状が現れます。

  発熱

  鼻水

 

  結膜炎

  嘔吐

  下痢

  衰弱  

  皮膚炎  など

 

亜急性症

急性症から回復した後や、あまりはっきりした症状を出さずに急性症を過ぎた頃に、神経症が出ます。

  原因不明の痙攣 など

 

慢性症

4〜8歳の中年の犬にみられるもので、徐々に進行して、次のような症状が現れます。

  痙攣

  麻痺  など

 

治療法

ウイルスを殺す治療法がないため、対症療法・補助療法が行われます。

 

予防法

  混合ワクチン5種

  混合ワクチン6種

  混合ワクチン7種

  混合ワクチン8種  のどれでも予防可能

 

 

次は、人への感染の恐れがある感染症です。

 

狂犬病

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原因

狂犬病ウイルスが原因で、人間を含む温血動物の多くに感染する恐れがあります。通常は症状が散見されて、2〜7日で死亡するといわれており死亡率は極めて高い病気です。

 

症状

  行動や性格の変化

  物音に驚く

  何でも噛む

  意識が鈍くなる

  麻痺  など

 

治療法

発症した動物の治療は、人間への感染リスクを考えると勧められていない現状です。そのため、安楽死が行われることが一般的です。

 

予防法

  毎年の狂犬病予防接種

 

 

レプトスピラ

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原因

レプトスピラ菌によって感染します。レプトスピラ菌は、どぶネズミなどの野生動物や、犬や猫などのペット、牛や馬などの家畜の中に保菌されていることがあります。

 

症状

重症度は、様々で多くの症状が現れます。

軽い症状

  発熱

  食欲減退

  倦怠感

  頭痛

  喉の痛み

  嘔吐  など

 

重い症状

  血尿

  血便

  眼の粘膜が黄色くなる

  尿毒症  など

 

治療法

感染の初期であれば、抗生物質での治療が可能です。脱水症状が見られる場合は、点滴などの対症療法を行います。

 

予防法

レプトスピラ菌には、型が異なる多くの種類が存在しますが、犬において流行するのは限られています。よって、レプトスピラワクチンが有効です。

 

本日の内容は以上です。最後までご覧いただきありがとうございました。1番怖い感染症は、狂犬病だと思います。そのためにも、毎年の狂犬病の予防接種は義務となっていますので、しっかり接種しましょう。また、こちらの記事もオススメです。

 

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