犬のハウスのしつけが重要な理由やしつけ方について
犬を飼ったばかりや、犬を今後飼うことを検討しているあなたへ。
このような悩みや不安はありませんか?
「家の中で愛犬が落ち着ける場所を作りたい。」
「共働きなどで家を留守にすることが多く、愛犬だけで留守番できるか不安。」
など
当記事は、犬のハウスのしつけについて紹介していますので、上記のような悩みや不安を抱えている方にオススメです。
ハウスのしつけの重要性
なぜ、犬のハウスのしつけが重要かご存知ですか?実は、犬は本来、明るくて広い場所よりも、暗くて狭い場所の方がリラックスできるからです。子犬を迎える際には、事前にクレートを用意し、迎えたその日から、中で過ごす習慣をつけるのが理想的です。また、すでに成犬になっていて、クレートを使っていない場合は、クレートを購入して徐々に慣れさせましょう。クレートを落ち着ける場所にしておくと、車で移動する時、病気で入院する時、災害時に避難するときなどにストレスを感じずに済みます。
以上のことから、普段からハウスのしつけをしておくと、緊急時等における愛犬のストレス緩和にも繋がります。
では、ハウスのしつけを始めるにあたって、揃えておきたい準備品を紹介します。
ハウスのしつけを始める際の準備品
ハウスのしつけをする際や、実際に愛犬だけで留守番させる際には、いくつか揃えておきたい準備品があります。共働きなどで留守しがちなご家庭では、クレートをサークルで囲い、留守番ルームとした方がいいでしょう。愛犬の行動を制限することで、イタズラや粗相などの良くない行動が習慣化するのを防ぎます。
では、準備しておきたい一覧はこちらです。
サークル
広さを調整できる連結式が便利です。柵を越えて脱走しかねない場合は、飛び越えられない高さのサークルか、屋根付きにしましょう。また、広さは、1〜1.5m四方を目安にすると、愛犬が快適に過ごすことが出来ます。
クレート
中で方向転換できるギリギリのサイズを選びましょう。広すぎると中で粗相することもあるので、子犬の場合は、成犬になったら買い替えるのが理想的です。また、サークルの入口から離し、奥のほうに設置しましょう。
トイレ
シートを敷いたトイレトレイを設置しましょう。トイレシートを床に直接敷くのではなく、トレイにセットして使うのが原則です。シートを破いて遊ぶのを防ぐために、メッシュカバーで覆いましょう。トレイの大きさは、愛犬が一周できるサイズを選ぶようにしましょう。また、サークル内の広さに余裕がある場合は、クレートと少し離すことが理想的です。
【商品サイズ (縦×奥行×高さ) 】
63×49×3.5cm
【商品特徴】
トイレトレーニングに最適なメッシュスノコ付きのトイレトレイです。カバーが自立することにより、片手で簡単にシーツを交換できます。
マット
床がカーペットだと粗相をしやすいです。ジョインマットなら、粗相をしにくく掃除も楽ですのでオススメです。
【商品サイズ (縦×奥行×高さ) 】
30×30×1.2cm(1枚)×8枚組
水飲み器
愛犬だけで留守番をさせる場合は、水を設置しましょう。お皿に入れても良いが、脚が触れたりし、お皿を倒してしまい水がこぼれてしまう恐れがあります。愛犬も水を飲めなくなり、飼い主さんも掃除をしないといけないため、デメリットが多いです。柵に固定し、哺乳瓶のように口をつけて飲む水飲み器もありますので、そちらがオススメです。
【商品サイズ (縦×奥行×高さ) 】
6×10×11.5cm
【商品特徴】
ペットボトルに水を入れて、本商品を装着し、サークルの柵に固定し使用します。サークル内でお水がこぼれる心配はありません。
準備するものは、以上です。ここで注意点があります。
ベットタイプのハウスは、なるべく避けましょう。
【理由】
クッションタイプのベットは、クレートの代わりにはなりません。フカフカの触感のために粗相をしやすいのが難点です。また、ニオイが落ちずに、『トイレ』になってしまうことが多いためです。
では、ここからトイレのしつけ実践編について紹介します。
まずは、子犬編です。
ハウスのしつけ(子犬編)
ドックフードを使ってクレートに誘導してみよう
❶ドックフードを投げ込み、誘導する
クレート側面の隙間から、ドッグフードを次々と投げ込みましょう。ドッグフードにつられて、愛犬が自分から中に入るまで待ちましょう。
❷天井からドッグフードを落とす
上部の隙間からもドッグフードを次々と投げ込みましょう。「ドッグフードがいっぱい出てきて、いい場所だ」と思わせましょう。
❸中でひとりで過ごさせる
中で過ごすことに慣れてきたら、しばらくの間好きに過ごさせましょう。その際は、飼い主さんは声をかけずにそっとして、側で見守りましょう。
❹進んで中に入るようになる
愛犬がクレートに慣れると、自分から中に入る回数が増えます。時々ドッグフードを投げ込むと、クレートが更に好きになります。また、クレートに慣れたら、中にいるときに扉を閉めて、扉の隙間からドックフードを投げ込んでみましょう。最初は、3〜5秒間だけ閉め、「閉じ込められた」と思わせないようにしましょう。徐々に時間を延ばして、扉を閉めた状態で落ち着いて過ごせるようにします。
クレートを日常的に使ってみよう
❶食事をクレート内で与える
朝夕の食事をクレートの中で与えましょう。しつけで使う分は避けておき、残りの分を与えてみましょう。
❷おもちゃを与える
クレートの中で、おもちゃで遊ばせてみましょう。ひとり遊び用の知育玩具で、食べ物を詰めて舌でなめ取らせるものが適しています。
このような玩具を使用すると長く遊んでいられます。
【商品サイズ (縦×奥行×高さ) 】
XS : 3.6×3.6×5.6cm (¥920 )
S:4.4×4.4×7.1cm (¥840 )
M : 5.7×5.7×8.6cm (¥1,300 )
【商品特徴】
愛犬の自然なしつけや知育に役立ちます。内側が空洞になっていて、その中にドッグフードやおやつを入れることで、愛犬が夢中になって中身を取り出そうとします。
子犬編は以上です。
次は、成犬編についてです。
ハウスのしつけ (成犬編)
ドッグフードを使ってクレートに誘導してみよう
❶ドッグフードを見せて、関心を引く
クレートの前でドッグフードを見せて、愛犬の気を引きましょう。その際は、扉は開けた状態で行います。クレートが苦手な愛犬には、とっておきのおやつを使いましょう。
❷ドッグフードを中に投げ込む
ドッグフードを中に投げ、愛犬を誘導しましょう。追加のドッグフードを繰り返し投げ込み、クレートをいい場所と思わせましょう。
中に入りたい欲求を高めてみよう
❶クレートの扉を閉めて、扉側ではない方からドッグフードを入れる
クレートの扉を閉めた状態で、扉側ではない方からドッグフードを次々に投げ込み、中に入りたい欲求を高めます。
❷入りたがったら扉を開ける
クレートの扉を見つめる、鼻でつつくなど、中に入りたいそぶりが見られたら扉を開けましょう。
❸愛犬が進んで中に入る
愛犬が進んで中に入ったら、追加のドッグフードを次々に投げ込んで、「ここはいい場所だ」と思い込ませましょう。また、入った後も隙間からドッグフードを入れると、なお良しです。
時間がない人は、中での食事を習慣に!
クレートへの拒否反応がさほど強くなければ、中で食事をさせるだけでもいいです。
「ハウス」の言葉を教えてみよう
❶ハウスと言葉だけで中に入るようにする
クレート内にドッグフードを投げ込み、愛犬が中に入る瞬間に「ハウス」と言いましょう。これを繰り返すと、「ハウス」の言葉だけで中に入るようになります。「ハウス」の言葉だけで中に入れるようになったら、1mほど離れたところから「ハウス」と指示してみましょう。慣れたら、徐々に距離を延ばしましょう。離れたところからの声がけで中に入れるようになると、急な来客等などに役立ちます。
ハウスのしつけについては、以上です。最初は上手くいかなくても決して怒らないようにしましょう。最初から上手くいかないことは当たり前です。
次は、ハウスが好きな愛犬に育てるための3つのルールについて紹介します。
ハウスが好きな愛犬に育てる3つのルール
夜寝るときは、必ずクレートで
子犬を迎えたその日から、夜はクレートで寝かせましょう。夜鳴きをしても、寝室に入れるのはNG。ほうっておけば大抵は数日で慣れ、鳴かなくなります。
クレートを罰として使わない
イタズラをした時などにクレートに閉じ込めてしまうと、「ここは嫌な場所だ」と学習してしまいます。どんな場合でも、クレート内で不快な思いをさせるのは避けましょう。
留守番は、ごく短時間から
いきなり長時間の留守番をさせられると、不安や恐怖心から、ハウスが嫌いになりやすいです。クレートに慣れさせる練習をしたうえで、30分程度の留守番から始めましょう。
ぜひ、こちらのルールを守っていただき、愛犬から好んでクレートに入ってもらえるようにしつけしましょう。
最後におススメのサークルクレートについて紹介します。
おススメのサークル、クレート
まずは、サークルです。
【商品サイズ (縦×奥行×高さ) 】
91.5×57.5×55.7cm
【商品特徴】
一般的なサークルです。こちらは屋根なしですが、屋根ありもあります。
【商品サイズ(幅×奥行×高さ)】
93×65×65cm
【商品特徴】
成長に合わせてや家族が増えた時に対応でき、縦にも横にもつなげて増やせるサークルです。好み、設置場所に合わせて右開き、左開きを選べます。
次は、クレートです。
【商品サイズ(幅×奥行×高さ)】
S : 30×48.5×31cm (超小型犬用。体重目安5kg以下)
M : 34×56×38cm (小型犬用。体重目安8kg以下)
L : 44×67×50cm (中型犬用。体重目安20kg以下)
【価格】
S : ¥5,520
M : ¥6,691
L : ¥11,533
【商品特徴】
使わないときは、たたんで収納できます。また車のシートベルトに固定でき、車での安全対策にもなります。プラスチック製ですので水洗いできてお手入れ簡単です。
初めて犬を飼う方には、こちらのような基本7点セット商品もございます。
【商品内容】
①サークル(サイズ : 93×65×65cm)
②サークル用屋根 (サイズ : 93×61cm)
③トイレトレイ (サイズ : 48.5×36.5×3cm)
④ペット用ソファベッド (サイズ : 53×44×13cm)
⑤ペット用自動給水機 (サイズ : 20.5×20.5×14.1cm)
⑥ペットシーツ (サイズ : 33×1×44cm)
⑦クレート (サイズ : 37.5×53.5×37cm 体重約12kgまでの小型犬用)
本日の内容は以上です。ハウスのしつけについて理解できましたか?何か参考になる点があれば幸いです。最後に本日の内容を簡単にまとめてみました。
まとめ
ハウスのしつけの際は、ドッグフードを使ってクレートがいい場所と思い込ませましょう。
クレートが嫌な場所と思われないように罰として使うのは避けましょう。
最後までご覧いただきありがとうございました。最初は愛犬が上手くできなくて当たり前です。決して怒らないようにしましょう。こちらの記事も良かったらご覧ください。