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犬の老化現象は何歳から?老化現象による症状や対策について

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当記事は、犬の老化現象についての記事です。

 

 

当記事は、次のような悩みを解決します。

犬の老化現象についての悩み

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  犬の老化現象は、だいたい何歳から出るの?

  犬の老化現象ってどのような症状が出るの?

  将来に備えて愛犬のために、今から何か対策がしたいな

 

犬も長生きする時代になりました。愛犬と長く一緒にいられるのは幸せで嬉しい事ですが、その分愛犬のシニア期が長くなり、様々な老化現象が現れるようになります

 

当記事はまず、一般的な犬の老化現象について紹介し、その後シニア期を3つの時期に分けて、それぞれの時期に出やすい老化現象とアンチエイジング対策について紹介しています。

 

それでは、さっそく一般的な犬の老化現象について紹介します。

  

一般的な犬の老化現象

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特徴的な犬の老化現象として、4つ挙げられます。

 

1. 食事量の減少

見て分かりやすい老化現象ですね。基本的に、「食事量の減少=体調不良」と考えられます。一回の食事量が徐々に減少した時は、老化に伴う食欲不振と考えることが一般的です。 

 

2. 体の変化

人間も同様ですが、年をとるにつれて、様々な体の変化が現れるようになります。主な変化は次の通りです。

  被毛のパサつき

  目やにが多くなる

  皮膚トラブル

  口臭がきつくなる

  水分量の低下

  血行不良   など

 

3. 睡眠時間の増加

犬の平均睡眠時間を知っていますか?実は12時間と約半日寝ています。年を取るにつれて、睡眠時間は長くなる傾向です。体力が落ちてしまい、体を動かすことが少なくなり、その時間を睡眠時間にあてていると言えます。

 

4.歩くことを嫌がる

お散歩で立ち止まって歩くことを嫌がることは、老化のサインの1つです。老化に伴う筋力の衰えや関節の痛みなどが原因で、後ろ足に力が入らないため、歩くことを嫌がったり、遅くなったりします。

 

一般的な犬の老化現象は以上です。ここからは、シニア期を①プレシニア期ミドルシニア期ハイシニア期の3つの時期に分けて、それぞれの老化現象とアンチエイジング対策について紹介します。まずは、プレシニア期に見られる老化現象について紹介します。

 

犬の老化現象【プレシニア期】

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プレシニア期のおよその年齢は、次の通りです。

  小・中型犬 : 6歳以上〜10歳未満

  大型犬 : 5歳以上〜8歳未満

 

プレシニア期とは、老化現象が徐々に出始める時期です。見た目や行動に現れにくいため、気付きにくいですが、体の中では確実に老化が始まっています

 

それでは、特徴的な老化現象をみていきましょう。

 

目に現れる老化現象

 

目には、次のような老化現象が現れます。

 

  よく見るとうっすら白っぽかったり青っぽく見える

これは、加齢に伴って水晶体の中心にある核が硬くなる核硬化症と呼ばれる現象のことが多いです。しかし、白内障の可能性もありますので定期的な健診をしましょう。

 

鼻に現れる老化現象

 

鼻には、次のような老化現象が現れます。

 

  色が少しずつ薄くなる

若い頃は、つやつやした黒色の鼻が、年を重ねると新陳代謝が落ちることで全体的に薄くなり、茶色っぽく変化します

 

口に現れる老化現象

 

口には、次のような老化現象が現れます。

 

  口臭が出て、歯が黄ばむ

歯周病が増えて、口臭が気になり始めます。また、色素沈着により、歯の色が黄色っぽく変化してくることもあります

 

被毛に現れる老化現象

 

被毛には、次のような老化現象が現れます。

 

  全体的に被毛の色が薄くなり、白髪が見られる

加齢により毛の色素をつくる力が弱まるため、全体的に毛の色が薄くなってきます。白髪もこの時期から目立つようになります。

 

行動に現れる老化現象 

 

行動には、次のような老化現象が現れます。

 

  遊びの途中で休憩する

  散歩中は普通だが、帰宅後に疲れて眠ることが多い

筋力低下に伴って体力も落ちていき、遊びの途中で休憩するようになります。また、散歩中も疲れが溜まりやすく、帰宅後すぐに横になろうとします。

 

プレシニア期の老化現象の紹介は以上です。次に、プレシニア期にしておきたいアンチエイジング対策について紹介します。

 

プレシニア期のアンチエイジング対策

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3つアンチエイジング対策を紹介します。

 

1. 定期的な健康診断

当たり前ですが、老化に伴い様々な病気に罹るリスクは高まります。病気に対して早期発見するためにも、定期的な健康診断を心掛けましょう。

 

2. 出来るだけ毎日歯磨きをする

歯は、老化現象が出やすい部分です歯周病になると、他の病気のリスクが高まると言われています。歯磨きが苦手な犬も多いですが、飼い主さんも愛犬の為と思い、根気強く歯磨きをしてあげてください。

 

 

 
 

3. 散歩で坂道を歩く

体全体に筋肉をつけることが大事です。犬は、後ろ足から老化すると言われています。そのため、後ろ足をより使うために、適度な傾斜のある坂道を使い、全身の筋肉を刺激してあげましょう。

 

プレシニア期のアンチエイジング対策については以上です。ではここから、ミドルシニア期に見られる老化現象について紹介します。

 

犬の老化現象【ミドルシニア期】

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ミドルシニア期のおよその年齢は、次の通りです。

  小・中型犬 : 10歳以上〜14歳未満

  大型犬 : 8歳以上〜11歳未満

 

ミドルシニア期は、見た目にも行動にも飼い主さんが気付きやすい老化現象が現れる時期です。身体面だけでなく、性格や生活習慣も変わってくるため、飼い主さんもしっかりと対策する必要があります。

 

それでは、特徴的な老化現象をみていきましょう。

 

目に現れる老化現象

 

目には、次のような老化現象が現れます。

 

  全体的に白く濁り、目やにが出やすくなる

各硬化症が進み、目がより白く変化し、視力が低下する白内障になることも増え始めます。また、涙量が減ることによって、目が乾燥し、結果として目やにが増える犬が多いです

 

鼻に現れる老化現象

 

鼻には、次のような老化現象が現れます。

 

  表面が乾きやすくなる

加齢により保湿する機能が低下することにより乾燥しがちになります。また弾力がなくなりザラザラした見た目となるのが特徴です。

 

口に現れる老化現象

 

口には、次のような老化現象が現れます。

 

  歯石が多くなり、口臭もよりきつくなる

歯石がたまって表面にこびりつくようになります。しっかりと歯磨きをして歯周病対策をしましょう。

 

耳に現れる老化現象

 

耳には、次のような老化現象が現れます。

 

  聴力が落ちて音への反応が鈍くなる

ミドルシニア期の頃から徐々に聴力の低下が始まります。呼びかけの反応が遅くなったり、インターホンの音などへの反応が鈍くなります。

 

被毛に現れる老化現象

 

被毛には、次のような老化現象が現れます。

 

  目や鼻など顔回りに白髪が増えてくる

体全体に白髪が増えてきますが、特に顔回りに白髪が目立つようになります。さらに、ミドルシニア期後半から毛ヅヤが悪かったり、毛量が減ってくることもあります。

 

体格に現れる老化現象

 

体格には、次のような老化現象が現れます。

 

  後ろ足が痩せ、お尻が小さくなる

若い頃よりも運動量が減少するため、全身の筋肉が落ちてきます。さらに走らなくなってしまうと、後ろ足の筋肉量が低下し、それに伴いお尻周りの筋肉も落ち、お尻が小さくなります。

 

姿勢に現れる老化現象

 

姿勢には、次のような老化現象が現れます。

 

  踏ん張るように外側にひじを張る

運動量の低下で後ろ足の筋肉量が落ち、前足で体重を支えようとするため、肩ひじを張っているような姿勢になります。正面から見るとО脚のような感じです。

 

性格に現れる老化現象

 

性格には、次のような老化現象が現れます。

 

  やんちゃな性格がおとなしくなることも

若い頃のように体全体で感情を表現することが少なくなり、おとなしくなることもあります。落ち着いた印象です。

 

睡眠に現れる老化現象

 

睡眠には、次のような老化現象が現れます。

 

  睡眠時間の増加

体力回復まで時間がかかるため、特にミドルシニア期の後半には、睡眠時間が増える傾向です。 好奇心の低下から日中も寝て過ごす傾向になります。

 

排泄に現れる老化現象

 

排泄には、次のような老化現象が現れます。

 

  お腹の調子が不安定になる

食べ物を消化する力が衰えるため、お腹の調子が不安定になりやすい傾向です。また、トイレまで間に合わず、粗相してしまうこともあります。

 

食事に現れる老化現象

 

食事には、次のような老化現象が現れます。

 

  食べこぼしが増える

舌の筋肉が弱くなり、ドッグフードの食べこぼしが増えてきます。

 

行動に現れる老化現象

 

行動には、次のような老化現象が現れます。

 

  ニオイかぎの時間が増える

  歩き出しなどがぎこちない

ニオイを嗅いでも、脳に伝わり処理するまで時間がかかるため、ニオイを嗅ぐ時間が長くなります。また、足の筋肉が衰えることにより、自分の体重を支えれなくなり、ふらついたりしてしまいます。

 

ミドルシニア期の老化現象の紹介は以上です。次に、ミドルシニア期にしておきたいアンチエイジング対策について紹介します。

 

ミドルシニア期のアンチエイジング対策

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3つアンチエイジング対策を紹介します。

 

1. 保湿ケアで肌の潤いを保つ

体全体の水分量の低下に伴い、皮膚や肉球が乾燥しやすくなります。保湿成分含有のシャンプーや肉球のクリームで保湿ケアをしっかりしましょう。

 

 

 
 

2. 飲水量アップを心掛ける

運動量が低下すると飲水量が減りがちになります。ドライフードをお湯でふやかしたり、ウエットフードを使うなどして水分確保の工夫をしましょう。

 

3. 食事台を使い体の負担軽減に

愛犬の体に合った食事台を使い、楽な姿勢で食事や飲水をできるようにサポートしましょう。

 

ミドルシニア期のアンチエイジング対策については以上です。ではここから、ハイシニア期に見られる老化現象について紹介します。

 

犬の老化現象【ハイシニア期】

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ハイシニア期のおよその年齢は、次の通りです。

  小・中型犬 :14 歳以上

  大型犬 : 11歳以上

 

ハイシニア期になると活動量がグッと減り、見た目もシニアっぽくなる時期です。犬自身で出来ることが少なくなるため、飼い主さんがしっかりとサポートしてあげましょう。

それでは、特徴的な老化現象をみていきましょう。

 

目に現れる老化現象

 

目には、次のような老化現象が現れます。

 

  真っ白になり視力が低下し、失明することも

透明感のない真っ白な瞳になることもあります。また、目の周りの筋肉が落ち、まぶたがたるんだりすることで、目つきが変わったように見えます

 

鼻に現れる老化現象

 

鼻には、次のような老化現象が現れます。

 

  乾燥して鼻の表面がごつごつする

ハイシニア期は、より乾燥がひどくなり、代謝も悪くなるため、鼻の表面がごつごつした状態になります。

 

口に現れる老化現象

 

口には、次のような老化現象が現れます。

 

  歯肉が後退し、歯が抜ける

歯磨きなどをしていない場合は、歯周病が進み、歯肉がやせ細ってついに歯が抜けてしまいます

  

耳に現れる老化現象

 

耳には、次のような老化現象が現れます。

 

  耳が聞こえなくなったり耳の先が黒く変色する 

加齢に伴い、聴力が低下します。また血行が悪くなり、耳の先が黒く変化したり脱色することがあります。

 

体格に現れる老化現象

 

体格には、次のような老化現象が現れます。

 

  痩せて骨が目立つようになる

運動量が減り、筋肉量も落ちます。特に、足や腰回りは痩せると骨が目立つようになり、弱々しい印象になることもあります。

 

姿勢に現れる老化現象

 

姿勢には、次のような老化現象が現れます。

 

  頭やお尻が下がってくる

後ろ足の筋肉量が落ちることにより、大型犬は、お尻が下がって重心が後ろに、小・中型犬は、前足で踏ん張って重心が前になります

 

性格に現れる老化現象

 

性格には、次のような老化現象が現れます。

 

  甘えん坊や怒りっぽくなる

視力や聴力の低下に伴い、感覚機能の衰えで不安感が増し、飼い主さんに甘えたりします。逆に、不安やストレスから怒りっぽくなることもあります

 

睡眠に現れる老化現象

 

睡眠には、次のような老化現象が現れます。

 

  一日中寝て過ごすこともある

少し動くだけで疲れるほど体力が落ちるため、トイレや食事以外は、ほとんど寝て過ごすこともあります

 

排泄に現れる老化現象

 

排泄には、次のような老化現象が現れます。

 

  踏ん張れなくなったりオシッコが濃くなる

下半身の筋力低下に伴い、排泄時に踏ん張れずに倒れてしまう犬もいます。また、水分量の低下から、濃くてニオイが強いオシッコが出ることもあります。

 

食事に現れる老化現象

 

食事には、次のような老化現象が現れます。

 

  むせることが増え、食が細くなる

物を飲み込む力が落ち、食事や水を飲むときにむせることがあります。また、食事への関心がなくなり、食が細くなることがあります。

 

行動に現れる老化現象

 

行動には、次のような老化現象が現れます。

 

  壁をつたって歩くようになる

自力で体を支えることが難しくなるために、壁づたいで歩くようになることもあります

 

ハイシニア期の老化現象の紹介は以上です。次に、ハイシニア期にしておきたいアンチエイジング対策について紹介します。

 

ハイシニア期のアンチエイジング対策

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2つアンチエイジング対策を紹介します。

 

1.抱っこやカートに乗せ外に出てみよう

家の中だけで過ごすと老化が早まってしまいます。抱っこやカートに乗せて外に出て、外の光やニオイ、音を感じさせて愛犬の能を刺激しましょう。

 

 
 

2. ストレッチなどで固まった筋肉をほぐす

睡眠時間が長くなると筋肉や関節がこわばってしまいます。そのままにすると、最悪寝たきりの状態になります。毎日少しでもいいので、ストレッチやマッサージをし筋肉をほぐしてあげましょう。

 

本日の内容は以上です。最後までご覧いただきありがとうございます。愛犬の老化現象をしっかりと把握して、シニア期に突入したら、サポートしてあげてください。こちらの記事もオススメです。

 

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