犬の肥満のリスクや肥満におススメの食材10選
あなたの愛犬は、肥満ではありませんか?
当記事は、犬が肥満になるリスクや肥満におススメの食材について記載をしております。最後には、肥満になりやすい犬種も紹介しています。よって当記事は、愛犬が肥満気味で悩んでいる方に特におススメです。
肥満は万病のもとと言われており、5歳を過ぎだら早めの肥満解消を考えたいものですよね。肥満の主な原因は、おやつを含めてご飯の食べすぎと運動不足です。適度な運動と市販のおやつを減らして代謝を促しながら、時間をかけて、より自然なダイエットを心掛けましょう。
また、食べる量そのものを減らしたり、低カロリーの食材を活用してご飯全体のカロリーを調整しながら、排泄を促す繊維質の豊富な食材でスッキリした愛犬を目指しましょう。
それでは、本日の内容はこちらです。
犬が肥満になるリスクとは?
現在、犬の長寿化が進んでおり、人間と同様に肥満や生活病を患っている犬が増加傾向にあります。もちろん、犬も肥満になることによって様々なリスクがあります。
それでは、肥満リスクについて紹介します。
関節に負担がかかる
人間でもそうですが、肥満傾向の方は、膝が痛いなどをよく言っていませんか?犬も同様で肥満な犬は、関節に負担がかかります。その結果、関節炎などのリスクもあります。
糖尿病になりやすい
肥満の犬は、体内のインスリンの働きが悪くなってしまい、結果として血糖値を下げることが出来なくなってしまいます。合併症も非常に多い病気です。
心臓に負担がかかる
肥満が原因で体が大きくなってしまうと、体全体へ血液を送る心臓に負担がかかります。
呼吸器系に負担がかかる
脂肪が蓄積されると器官や気道に負荷がかかってしまい、呼吸がしにくくなります。
麻酔効果が減少する
体内に脂肪が多いと、麻酔をする際に麻酔薬が脂肪に蓄積されて麻酔効果が減少することがあります。
脂肪のリスクについては以上です。可愛い愛犬が長生きするためにも、肥満になることは避けたいですよね。
肥満にならないためには、適度な運動と食事減量です。また、普段の食事を少し減量し、ダイエット効果にある食材をプラスすることで、肥満気味の犬のダイエット効果の向上が期待できます。
ここからダイエット効果が期待できるオススメ食材を紹介します。
必ずしも効果が期待できるものではありませんので、参考程度にご覧ください。もし与える際は、ドッグフードの量は通常の3/4量にしてください。
犬の肥満にオススメの食材10選
肉類
鶏軟骨
骨を強くして関節トラブル予防に最適です。カルシウムとコラーゲンの両方が一度に摂取できます。成長期の犬、関節に負担のかかりやすい肥満傾向の犬、シニア犬の関節や骨の強化に役立ちます。
与え方例
さっと茹でてドッグフードにトッピングしましょう。茹で汁にも栄養素がたっぷりですのでスープとして飲ませたり、ドッグフードにかけることもオススメです。
1日量の目安
【体重】 : 【量】
5kg : 30g
10kg : 50g
20kg : 90g
魚類
えびの殻
肥満やストレス傾向の犬にカルシウム補給する食材としてオススメです。飼い主さんの食べ残したえびの殻は、骨や関節を強くしたり、興奮しやすい犬のストレスケアとして大活躍です。豊富に含まれた動物性の食物繊維の働きで、肥満予防や整腸作用、免疫力の活性など期待できす。
与え方例
えびの殻のふりかけを作り、ドックフードにトッピングしましょう。
①洗って汚れを取ります。
②フライパンに入れて水分が飛ぶまで焦げないように弱火で乾煎します。
③水分が完全に飛んだら鉢などを使用し砕きましょう。硬い部分は取り除きましょう。
④ふりかけとしてドッグフードにトッピングをしたら完成です。
※保存方法は、密封容器に入れて常温保存します。1週間〜10日程保存可能です。
1日量の目安
【体重】 : 【量】
5kg : 小さじ1/7~1/6
10kg : 小さじ1/5~1/4
20kg : 小さじ1/3~1/2
かつお節
そのまま与えても大丈夫ですが、スープにして与えると貧血予防に役立ち、香り成分が偏食の犬の食欲を刺激してくれます。さらにスープに溶け出したカルシウムは、体内に吸収されやすく、成長期からシニア犬まで幅広い犬のカルシウム補給にもオススメです。購入時は、パッケージの塩分量が少なめのものを選びましょう。
与え方例
お湯を注いでスープにして与えるか、スープをドッグフードにかけて与えましょう。
1日量の目安
【体重】 : 【量】
5kg : 5g
10kg : 8g
20kg : 15g
大豆製品
豆腐
1番の大豆の魅力は、良質なタンパク質で低カロリー、血液サラサラ作用が期待できることです。肝臓にかかる負担が少なく肝臓が気になる犬や肥満傾向の犬には、カロリーコントロール食材としてオススメです。
与え方例
湯豆腐としてドッグフードにトッピングしましょう。そのままだと体を冷やしてしまう可能性がありますので、与える量の豆腐をボウルに移し、お湯を注いでそのままドッグフードにトッピングしたら完成です。
1日量の目安
【体重】 : 【量】
5kg : 30g
10kg : 50g
20kg : 90g
※保存方法は、水を張った器に入れて冷蔵保存です。毎日水を替えれば3日程度保存可能です。
おから
ダイエットさせたいけど満腹感を感じさせてあげたい時にオススメです。おからは、食後の血糖値の急上昇を抑え、一緒に食べたものの脂肪吸収も抑えます。さらに、消化管の運動量を増やし、内臓脂肪を増やす作用もあります。また、腹持ちがよく間食防止にも役立ちます。しかし、ダイエットだからとおからだけの多食はNGです。
与え方例
生おから・・・そのままドッグフードにトッピングしましょう。
乾燥おから・・・水で戻してドッグフードにトッピングしましょう。乾燥おから大さじ1に対して大さじ1のお湯を加えて戻しましょう。
※おからそのまま与えても食べてくれない場合は、かぼちゃを茹でてつぶしたものを少し混ぜると甘みがついて食べやすくなります。
1日量の目安
【体重】 : 【量】
5kg : 30g
10kg : 50g
20kg : 90g
※保存方法は、ジップロックなどに入れて冷凍保存です。
厚揚げ
腹持ちがよいのが魅力です。肥満を防いだり、細胞の老化を抑える活性酵素の発生を抑える働きがありますので、特にシニア犬のダイエットに役立ちます。
与え方例
冷たいままだと体を冷やす可能性があります。お湯をかけて温めて、1㎝角程度の食べやすいサイズに切り、ドッグフードにトッピングしましょう。
1日量の目安
【体重】 : 【量】
5kg : 30g
10kg : 50g
20kg : 90g
野菜類
もやし
安価なのに栄養満点の食材です。脂肪の代謝を助ける作用でダイエットに期待できます。また、疲労回復作用があるので夏バテ時や疲れやすい犬の体調管理にも効果的です。
与え方例
生のままか軽く湯がいて、細かく刻んでドッグフードにトッピングしましょう。
1日量の目安
【体重】 : 【量】
5kg : 30g
10kg : 50g
20kg : 90g
たっぷりの食物繊維がお腹を掃除しますので、免疫力が高まります。また、強い温め効果で体内の毒素排出を促しますので、ダイエットに期待できます。
与え方例
食物繊維が多く消化しにくいため、必ずすりおろして使いましょう。皮を削り取らない程度に表面を洗ってからすりおろし、フライパンなどに油をひかずに温めるように加熱し、ドッグフードにトッピングしましょう。
1日量の目安
【体重】 : 【量】
5kg : 30g
10kg : 50g
20kg : 90g
穀類
麩
植物性タンパク質やミネラルが豊富で低カロリーで、満腹感を得やすいためダイエットに最適です。卵との食べ合わせで体内の脂肪を減らすことも期待できます。
与え方例
麩の卵焼きをドッグフードにトッピングしましょう。
①麩を水で戻します。
②柔らかくなったら手で絞り水気を取ります。
③溶き卵をたっぷり吸わせます。
④フライパンで焼けば完成です。
1日量の目安
【体重】 : 【量】
5kg : 2g
10kg : 3~4g
20kg : 6g
海藻類
ところてん
99%が水分からできているローカロリーフードです。豊富な食物繊維が腸内で老廃物や毒素を吸収して、体外に排出するために解毒力や便秘の改善し肥満気味な犬に最適です。
与え方例
細かく切ってドッグフードにトッピングしましょう。
1日量の目安
【体重】 : 【量】
5kg : 30g
10kg : 50g
20kg : 90g
おススメ食材については以上です。では、ここから肥満になりやすい犬種について紹介します。しかし覚えていただきたいことは、どの犬種にも肥満になるリスクはあるということです。よって、こちらも参考程度にご覧ください。
肥満になりやすい犬種
猟犬として働くことを目的に交配された犬種は、他の犬種よりも多くの運動量が必要になります。よって、運動量不足により肥満になりやすいといわれています。
本日の内容は以上です。肥満は多くのリスクを抱えます。可愛い愛犬が長生きするためにも飼い主さんは、日頃から愛犬の食事量や運動量には気を付けてください。では、最後に本日の内容をまとめてみました。
まとめ
肥満の主な原因は、ご飯の食べ過ぎと運動不足です。
肥満になると様々な病気などのリスクを抱えてしまいます。
ダイエット効率を上げるためにおススメ食材があります。
肥満になりやすい犬種は、猟犬として交配された犬種です。
最後までご覧いただきありがとうございました。良かったらこちらもご覧ください。