【犬にはどの食材が危険?】犬に食べさせたらダメな食べ物は?
現在、犬に手作り食を与えている飼い主さんが増えてきています。注意さえしていれば、食べさせていい食材も多くあり、犬にとってもメリットがたくさんあります。一方で、人にとっては安全な食べ物でも、犬にとっては有毒で中毒症状を引き起こす食材もあります。
特に食物繊維の多いものや脂肪分の多いものは、消化不良の原因になりますので注意が必要です。よって本日は、犬に食べさせるとダメな食べ物、注意が必要な食べ物を食材別にまとめてみました。この記事は、特に以下のような方々におススメです。
・手作り食を食べさせている方
・今後、手作り食を検討している方
・愛犬が誤食して不安がある方
では、本日の内容はこちらです。
手作り食のメリット・デメリット
手作り食には、どのようなメリットがあるのか教えてください。
もちろん。簡単にまとめてみたから参考にしてね。
・食材がはっきり分かる
・防腐剤などの添加物を避けることができる
・食物アレルギーがあれば避けることができる
手作り食を食べさせる際は、新鮮な食材を食べやすい大きさに切りましょう。食材が大きいままだと、犬が喉を詰まらせてしまう恐れがあります。
添加物など避けることが出来ると安心ですね。でも、もちろんメリットばかりではないですよね?
そうなんだ。手作り食にも注意すべき点があるんだ。こちらも簡単にまとめてみたから参考にしてね。
・栄養バランスの偏り
・食べさせてはダメなものを与える危険性
手作り食を主食として与えたい場合は、栄養バランスがとれているか、かかりつけの病院の獣医師に相談しましょう。また、手作り食を与える際はいづれも味付けが不要です。しかし、塩分の取りすぎには注意が必要です。
メリット・デメリットに教えていただきありがとうございます。でも日常の中での食材が多すぎて、どれを食べていいか分かりません。
確かに食材が多くて、いざ食べさせる時は、不安になるよね。そこで本日は食材別に食べたらダメなもの、注意が必要なものをまとめてみたよ。是非参考にしてね。肉類から一気に紹介するよ。
赤字・・・食べると危険
青文字・・・食べてはいいが注意が必要
肉・卵編
加熱した鶏の骨
火を通した鶏の骨は割れやすく、その断面が鋭利になるため、口や食道、その他の消化器官に突き刺さる危険性があります。
生食養ではない肉
冷たい生肉は、胃腸を冷やし、食べ物の栄養を吸収する力を弱めてしまうこともあります。
生の豚肉
豚肉だけは、しっかり加熱しましょう。豚はトキソプラズマという寄生虫に感染しているケースが約2割程度あります。
加工肉
塩分や食品添加物が多いため、おススメではありません。水分をしっかりとっている犬であれば、一口程度なら問題ありません。
生の卵白
生だと消化が悪く、与え続けると皮膚炎、結膜炎、疲労などの原因になる可能性もあります。
魚編
つぶ貝
ほとんどの貝は、加熱すれば食べさせても問題ありません。しかし、つぶ貝だけは、中毒性物質の注意が促されているので、食べさせないようにしましょう。内臓は、どの貝も食べさせるのは禁止です。
干物・塩分のある魚
心臓・腎臓に不安のあるコを除くと、食べて危険ということはありません。一口程度なら問題ありません。
魚卵
いくら、たらこなど、たまたま食べてしまったとしても少量では問題ありません。
いか・たこ
消化が悪いです。ただし、お腹の強いコなら、加熱したものを細かく切って少量食べさせるのは問題ありません。
うなぎ・あなご
体調に不安のないコなら、タレを軽く洗い流せば一口程度なら問題ありません。
魚介のねりもの(かまぼこなど)
体調に不安のないコ、消化がきちんとできるコなら、ごくたまに一口程度なら問題ありません。
乳製品編
中身は、油のため食べさせないようにしましょう。
チーズ
塩分が高いため食べさせるとしても、ごく少量にしましょう。
アイスクリーム
糖分が多いので食べさせるのを避けましょう。しかし、バニラアイスなら暑い日のクールダウンとして、ごく少量食べさせても問題ありません。
生クリーム
脂肪分が多いため食べさせるのを避けましょう。ただし、少量食べさせたとしても問題ありません。
野菜編
たまねぎ
赤血球を壊し貧血を招く成分が含まれています。
長ねぎ、らっきょう
ねぎ類に含まれている成分が、たまねぎと同じ赤血球を壊し貧血を招きます。
にんにくの芽
ごく少量であれば食べても問題ないが、極力食べさせないようにしましょう。
にら
ごく少量であれば問題ありません。疲労回復などにも役立ちます。ただし、「玉ねぎ中毒」で起こす成分がゼロではないので、極力食べさせないようにしましょう。
みょうが
ごく少量であれば問題ありません。夏バテなどにも役立ちます。ただし、「玉ねぎ中毒」で起こす成分がゼロではないので、極力食べさせないようにしましょう。
たけのこ
繊維が硬く、シュウ酸が多いために敢えて食べさせる必要はありません。もし、食べさせるなら、ごく少量で茹でて、細かくみじん切りかペースト状にしましょう。
アボカド
「森のバター」といわれる高栄養。しかし中毒性もあります。果肉や皮、葉などが有毒で、嘔吐や下痢などを引き起こす可能性があります。
なす
消化が悪い上に体を冷やします。極力食べさせないようにしましょう。
穀類編
もち
栄養成分的には問題ありませんが、喉につかえる心配があるため、食べさせるのは避けましょう。
パン
カロリーも塩分も高いのでおススメはできません。食べさせるとしても一口程度にしましょう。
ラーメン
おススメはできません。食べさせる場合は、たまに一口程度にとどめましょう。
果物・木の実編
ぶどう
腎臓に悪影響があるとされていて、腎臓を患っている犬には、食べさせてはいけません。下痢などの中毒症状を起こす可能性があります。
マカデミアナッツ
食べたら必ずではないが、中毒症状が起こす可能性があります。
※ピーナッツは少量であれば、消化しやすいようにすり潰して食べさせれば、問題ありません。
プラム
種や茎、葉が有毒で呼吸困難などを起こすこともあります。果肉はカリウムが多く、腎臓に負担をかけてしまいます。
いちじく
アレルギーの報告があります。ただし、皮をむけば、誤食したり一口程度なら問題ありません。
ドライフルーツ
アレルギーの報告があり、糖分も多いので極力食べさせないようにしましょう。しかし、ごく少量なら問題ありません。
缶詰の果物
たまに一口程度なら問題ありません。ただし、糖分が多いのでごく少量にしましょう。シロップはNGです。
油・調味料編
香辛料
胃腸を刺激したり、肝臓障害を引き起こすという報告がありますので、食べさせないようにしましょう。
調味料
ソースやケチャップ、ドレッシングなどには犬にNGな玉ねぎが含まれている可能性があり、塩分・糖分も多いので与えないようにしましょう。また、マヨネーズも油分・塩分が多いので与えないようにしましょう。
バター・マーガリン
一口舐める程度なら問題ありません。しかし積極的に食べさせることは避けましょう。
サラダ油など調理油
日常的に使ってるサラダ油などの調理油を犬の手作り食に使うのは、問題ありません。しかし、使いすぎは肥満の原因になりますので少量使いを心掛けましょう。
みそ
塩分が高いので量に注意しましょう。
しょうゆ
塩分が高いので量に注意しましょう。
酢
刺激が強いので量に注意しましょう。
はちみつ
糖分が多いので量に注意しましょう。
お菓子編
もちを使ったお菓子
成分的には問題ないが、大福やだんごなどのもちや上新粉を使ったものは、喉に詰まらせる危険がありますので食べさせないようにしましょう。
しょっぱいお菓子
せんべいなどのしょっぱいお菓子は、塩分が非常に高く、油分・糖分が多いものもありますので食べさせないようにしましょう。
チョコレート・ココア
カカオに含まれる成分が有毒で、嘔吐や下痢、けいれんなどの中毒症状を起こす可能性があります。
甘いお菓子
糖分が多いので、積極的に食べさせないようにしましょう。
加熱は良いけど生食はNGな食材
【野菜類】
・かぼちゃ
・春菊
・アスパラガス
・れんこん
・ごぼう
・ピーマン
・ゴーヤ
・枝豆
・とうもろこし
・そら豆
・さやいんげん
・モロヘイヤ
【いも類】
・じゃがいも
・さつまいも
・里いも
・こんにゃく
【きのこ類】
・しいたけ、干ししいたけ
・えのき
・まいたけ
・エリンギ
・なめこ
・しめじ
こんなにも気を付けないといけない食材があるなんてビックリです。
もちろんこれが全てではないよ。もし何か異変を感じたらすぐに病院へ行きましょう。愛犬の健康管理は、飼い主さんにしかできない役割だよ。
本日の内容は以上です。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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