【犬にりんごを与えて大丈夫?】犬にりんごを与えるメリットや注意点、与え方の例を紹介します
犬を飼われている飼い主さんの中で、
「犬に果物とか与えても大丈夫なの?」って疑問に思われる方もいらっしゃると思います。果物にもよりますが、今回ご紹介する『りんご』は与えても大丈夫です。また、犬にりんごを与えることは、意外と知られていないメリットもあります。
ただ、初めて与える際は少量からトライするようにしましょう。与えすぎることによって、犬がお腹を下してしまう恐れがありますので注意が必要です。
さて本日の内容は、このようになっています。
【目次】
最初に、りんごを与えるメリットについて紹介していきます。
犬にりんごを与えるメリット
りんごにはどのような効能があるかご存知でしょうか?まず、その点について簡単に紹介していきます。
りんご(皮つき)の成分《果肉100gあたり》
【カリウム】
・むくみや血圧に影響するナトリウム(塩分)を排出するのをサポート
【ビタミンC】
・抗酸化作用
・鉄分の吸収を促す
【食物繊維(水溶性、不溶性)】
・ビフィズス菌などの腸内善玉菌を大腸内で増やす作用
・血糖値の急激な上昇を抑える作用
・血中コレステロール値を下げる作用
【リンゴポリフェノール】
・抗酸化作用
・血液中の脂質の酸化をケアする
・悪玉コレステロール値を低下させる作用
また、「犬にりんごの皮与えても大丈夫?」と思われた方がいるかもしれません。
実は、りんごの皮は、よく洗えば与えても大丈夫です。しかし『種』や『芯』は与えないようにしてあげてください。理由は後ほど紹介します。
では、ここから先ほどのりんごの成分を基にメリットを紹介していきます。
1.お腹の調子を整える
『ペクチン』という水溶性食物繊維は、大腸内でビフィズス菌などの腸内善玉菌を増やす働きがあります。よってお通じをよくする整腸作用がありますので便秘改善になります。また、下痢気味の犬には、すりおろして温めてあげれば下痢の改善も助けてくれます。
2.疲労回復効果があり元気アップ
酸味のもとである『クエン酸』には、疲労回復に効果があると言われています。その他にも、りんごには、ビタミンA、ビタミンCや抗酸化作用が報告されているりんごポリフェノールも含有されています。これらの成分は、犬のがん予防や老化防止に期待できます。
よって、りんごは、このようなコにオススメです。
・便秘が気になる
・下痢が気になる
・免疫力をつけたい
・老化が気になる
ぜひ、少量から試してみてはいかがでしょうか。
ここまで、メリットについて簡単に紹介しましたが、もちろん注意点もございます。ここから簡単に注意点について紹介していきます。
犬にりんごを与える際の注意点
1.与えすぎは肥満の原因にも
りんごは果物の中では比較的カロリーが低い果物です。しかし、りんごにも糖分が含まれるいるため、与えすぎると肥満の原因になりますので、与える際は少量にしましょう。また、りんごをおやつとして与える際は、いつものドックフードを少し減らすようにしましょう。
体重ごとの1日の目安量は、以下の通りです。
5kg・・・ 20〜30g
10kg・・・33〜50g
20kg・・・60〜90g
※あくまでも参考程度で考えてください。
2.持病のある犬には注意
心臓病や糖尿病など持病がある犬や、かかりつけの病院で薬をもらっている犬には、注意が必要です。事前に、りんごを与えていいか獣医師に相談しましょう。
3.種には細心の注意を
りんごの種には、体内で有毒なシアン化物に変わる物質が含まれています。けいれんや嘔吐といった中毒症状を引き起こす可能性がありますので、先ほど述べた通り、種は必ず取り除いてから与えるようにしてください。そのことからも、犬にりんご丸ごと与えることは、よくありませんのでカットやすりおろしで与えましょう。
りんごを与える際の注意点は以上です。
では、最後に与え方について紹介します。
与え方例
1.スライスカット
まずは、この与え方が一番に思い浮かぶかなと思います。犬が食べやすいように小さくカットしてあげましょう。再度申し上げますが、種や芯をしっかりと除いて与えましょう。
2.すりおろして餌にトッピング
皮をむいたりんごをすりおろして、餌にトッピングします。いつもと違った餌の食べ方ができ犬も喜んでくれます。またりんごには、コレステロールの吸収を抑える働きがありますので、すりおろしたりんごをレバーなどコレステロールの多い肉と一緒にトッピングすることもおすすめです。手作り食でお肉を与えている飼い主さんは一度試してみてください。
3.すりおろしスープ
餌にトッピングではなく、すりおろしたりんごにぬるま湯を加えてスープにします。特に下痢気味の犬には、あたたかいりんごは効果的です。水をなかなか飲んでくれない犬にもすりおろしスープは役に立つと思います。
本日の内容は以上となります。
本記事は、りんごを食べることを決して積極的な推奨をしているものではありません。果物の中でもカロリー控えめでヘルシーなりんごでも食べすぎには、注意が必要です。ごほうびなどとして与えるようにしましょう。
普段から愛犬の健康管理ができるのは飼い主さんだけです。犬の長寿化が進んでいる現在、愛犬と少しでも長く健康で一緒に過ごすためにも、しっかりと健康管理を行いましょう。
また、別記事で【手作り食】や【与えてはいけない食べ物】について紹介しています。そちらも併せてご参考にしていただければ幸いです。
何かご参考になる点があれば幸いです。
不明点や疑問点がありましたらコメントいただければと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。